メンタルとスキルとフィジカル。心技体。

多趣味なおじさんの雑記ブログ。テキトーですのであしからず。

汗疱を克服した話。その3

汗疱の症状というのは手が痒い。掻き崩すと痛い。痒いよりは痛い方がマシなので血が出ようが、皮膚がパックリ切れてようが、最後には掻き崩してしまいます。

 

痒みから解放されるときは、覚醒剤をやる時に出る脳内物質に近いものが分泌されるのではないかと思います。

 

覚醒剤はやったことはありませんけどね。

 

 

 

 

まず、目に見える手の表面の状態以外の症状。痒みの症状ですね。これには段階があるんです。

 

まず、何も痒みを感じない。

 

次に痒みではないが、何か皮膚に違和感を感じる。

 

次に神経を細かい針で軽く触られるようなピリピリした感じを疾患のある全域に満遍なく感じる。

 

そして、我慢できる痒みが来て、そのあと耐えられない痒みとなります。

 

 

 

 

 

 

2013年冬 。トンネルの出口が見えそうな予感。

また、日常に戻り塗り薬と手袋の日々が始まります。キャンプ地での手の症状の感じ方に関して反芻を繰り返していました。

 

上記にて説明した痒みの症状、普段の日常生活では朝から晩まで、常に手にピリピリとした症状を感じ、いつでも爆発的な痒みが出そうな状態で過ごしています。

 

なぜ、クライミングキャンプのときはそのピリピリ感すら感じなかったのか? 常に考えるようになりました。

 

何か楽しいことに集中しているからなのか、寒い地域なのが良かったのか?

 

逆に薬を塗らないのが良かったのか?

 

むしろ何か過剰に摂取してアレルギーのような反応が出ているのか、普段から日常的に接しているものに目を向けるようになりました。

 

具体的には、ホルムアルデヒドやハウスダストなど自宅や会社のオフィスでも接する可能性のあるものです。身の回りには様々な危険物質に溢れています。

 

 

 

 

 

そんな中、予定していた海外出張に出かけることになります。出張先はまずドイツに10日間ほど、日本に戻って3日程度で今度はタイに出発してさらに1週間。

 

タイから戻ったらそのあと1ヶ月程度日本で過ごし、今度はまた10日間ほどシンガポールです。

 

まずドイツとタイの出張を乗り越えるべく、薬の準備をしました。海外では同じ薬は購入できないと思い、コーフル、ワセリン、アレルギール、ビオチンなど、症状を抑えるのに効果的な薬は全部用意しました。

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このアレルギールは痒みにに対する飲み薬としても効果を発揮しました。

花粉の多い時期は今でも使用しています。

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コーフル。克服したいまでも薬の棚に入っています。 症状抑制によく効きました。

 

 

 

 

冬の寒い時期にドイツですからさらに寒いでしょうし、そこまで症状は悪くならないだろうと思ってましたが、痒みが酷いと塗り薬を多くなってしまう傾向があったので使い切らないかどうか心配でした。

 

 

 

 

2013年冬のドイツ。痒みを感じず症状良化。

ドイツでは常にお客さんのアテンドで、夜寝るためにホテルに戻るまでは、朝食から夕飯までお客さんと一緒です。

 

初対面の方もおられたので、白い手袋をはめている理由も最初に説明していました。

しかしながらお客さんも気にかけてくれます。

 

「見た目の問題を気にして我々に気を遣って手袋してるんなら、気にしませんから手袋外した方が過ごしやすいならそうしてください。」

 

これがありがたかったのは手袋すると手から熱が逃げにくくなります。体温が高くなると痒みが増すのは経験上、法則性があることを理解していましたから、症状の緩和にはソフトな励みになりました。

 

手袋を外すと手の表面の温度から下がり、ピリピリとした痒みは比較的軽減しました。

痒みが収まると汗疱のことは頭から離れて仕事に集中できます。初日のその日は耐えられないほどの痒みもなく1日を終えました。

 

その晩、寝る前に手に薬を塗ろうとした時にふとキャンプ地での痒みがなかった事を思い出します。

 

「あの時薬を塗らなかったな」

 

「今も痒みは収まっているしよほど痒くならない限りこの旅でも薬は塗らずに過ごしてみるか」

 

薬を塗らない事が正解ではなかったのですが、この旅では痒みの症状はなくなり、常時ボロボロとむけてくる手の薄皮もはがれなかったのです。

 

 

 ひとしきり仕事を終えてドイツでの出張もクライマックスを迎える頃、ドイツ側の会社の招待で温泉地バーデンバーデンに行きました。

 

ここは世界的にも有名な温泉地で、ヨーロッパの人たちは温水プール的な使い方をしますが間違いなく温泉です。

 

私たちも今回の仕事の成果を労いながら温泉に浸かります。もうこの時には自分が汗疱持ちで手の疾患に悩まされている事など忘れていたほど何の症状も出ませんでした。

 

お客さんから言われました。

お客「手の具合はまだ悪いんですか?」

私「いつもより良い感じがします。薬も塗っていないんですけどね、、、」

お客「何かが影響してるんですかね?早く良くなるとよいですね。」

 

仕事は成功に終わり、約10日間のドイツ出張から帰国する頃には、まだ手は酷い状態でしたが痒みに悩まされる事はなく、薬もほとんど使わずに一時帰国となったのでした。

 

日本に戻るなり痒みが再発しました。

 

また、あのピリピリした痒みから始まります。風呂上がりには薄皮が剥がれ、すぐにワセリンなどを塗ります。

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この時から日常生活圏内を離れると症状が良くなる法則性ついて確信めいたものを感じるようになります。

 

しかし、ひと息つく間に今度はタイへ出張です。今度は会議なので特に同伴者に気を使う必要性は低いので、ドイツの時と同じように過ごそうと出発したのでした。

 

タイでの滞在では水道水の衛生問題に注意という事で、飲料水、洗面、特に歯磨きなどでもボトル入りのミネラルウオーターを使っていました。

 

タイは暑いので、症状が悪化するのではないか思い、前回のドイツよりも薬は多く持参しています。しかし嬉しいことに、ここタイでも痒みの症状はほとんど出ませんでした。

 

ここで遂に、長い間探し求めた正解という確信が、漠然と心の奥底にあるのを感じます。

「特定出来そうだ。」

 

もはや確信に近かったと思います。

 

その4に続く。

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