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多趣味なおじさんの雑記ブログ。テキトーですのであしからず。

汗疱を克服した話。その4

2014年春。確信の裏付けを調査。

タイから戻ったあと、シンガポールに出張するまで1ヶ月あります。この間は自分の確信が間違っていないかどうかを調査するのに躍起になっていました。

 

 

 

肝心の汗疱の症状はというと、、

 

日本に戻るなり再発していました。

 

まだ辛い事には変わりませんでしたが、トンネルの先に見える微かな明かりが少しづつ明るくなっていることは明白でした。

 

幼少期に小児喘息とアトピーを患っていました。皮膚を強くしようと寒風摩擦などやらされたものです。

 

しかし、昔はよく聞いた話ですが、夏休みなどに田舎暮らしをするとアトピーが良くなるというのは身の回りでもよく聞きました。

 

これには何が影響しているのだろうかと、ネット時代の恩恵を借りてグーグルしまくります。ひと昔なら絶対に解決できなかったと思います。

 

 

 

 

 

おおよそ皆さんお察しかと思いますが、、

 

 

 

 

 

原因は「水」でした。

 

 

 

 

 

 

生活に使用する水が汗疱の発症に大きく影響しているのではないかという考えに至ったのです。

 

これは私の症状改善には正解である事が判明したのです。。

 

 

 

 

 

 

2014年夏。原因物質の特定。

ネットでの調査はさらに熱を帯び始めます。

仕事柄、水に関わることがしばしばありましたので、水質について調べ始めました。

 

地域ごとの水質の違いを分けるものってのはなんなんでしょう?

 

日本の水道水は水源がどこかによって、硬水、軟水、残留塩素濃度、シリカなど、同じ水道水でも様々なものが入っている上、塩素濃度も季節、地域によって厳密には違っていたのです。

 

さらに、世界各国における水道水の残留塩素濃度の違いについて考察しているサイトや情報もありました。

 

そういった情報に触れるまで、横浜生まれ、横浜育ちの私は、水道水に含まれる残留塩素が体に及ぼす影響について考えたこともありませんでした。

 

もう、カルキ臭いのが当たり前だと、生まれた時から使っている水道水ですから違いに気付くはずがありません。

 

そこで、水道水の残留塩素濃度の基準について世界各国の情報を集めることにしました。

 

 

 

 

 

 

現在、日本では浄水場から最も遠い蛇口の部分での残留塩素濃度を0.1mg/L以上と定めています。上限が定められていません。

 

この辺りの問題については、近年さらに色んな情報がネット上に出回っていますので、「水道水、残留塩素、 影響」などのキーワードで調べてみて下さい。驚くほど塩素の問題について書かれた記事が多くなっています。

 

近年ドイツなどは、飲水の殺菌にオゾン処理をしたり、紫外線照射したり、塩素の使用を禁止していますし、塩素を使用している国でも、残留塩素濃度の上限をしっかりと定めている国が殆どです。

 

そんな中、日本は浄水場に近い場所は1mg/Lを超え、2mg/Lを超える所もあるとのことでびっくりしました。上限を設定していないっていうのはどうなんでしょうね。

 

私は考えました。「塩素だよ? カビとかを強力に根絶やししちゃうような酸化力持ってんだよ? 余りにも濃度が高いとどう考えても体に悪いだろ。」

 

確かに水質が悪い場合、大腸菌だとかの殺菌にはもってこいです。衛生的といえばそうでしょう。しかし何にでも限度ってもんがあります。

 

調べてみてさらに愕然としたのはタンパク質が塩素によって酸化、結合、するというような文献を見た時です。

 

これで確信に変わりました。

 

皮膚や皮にはタンパク質が多く含まれます。

髪の毛などもそうです。

 

例のキャンプクライミングの時、手洗いはほぼ全て沢の水でした。みんなでお風呂に行った時も沢の水を沸かしたお風呂でした。

 

風呂上がりに、手がサラッサラだったのを今でも明確に思い出せます。

 

沢の水だからもちろん塩素なんか入っていません。

 

出張先だったドイツは水道水が飲料水になる可能性があるので消毒での塩素の使用を禁止しています。

 

心配して渡欧した海外出張でも、症状は良化の傾向があったのはこの為だと思いました。

 

 

 

全ての点と点が線となっていきました。

「水道水に含まれる残留塩素が原因だったのではないか」と、、

 

 

そこで、残留塩素の濃度を検査できるアイテムを購入して、自分の生活に関わる水道水の蛇口という蛇口の塩素濃度を調べまくりました。ネットで調べると様々なものが出てきますが私が使っていたのは下記のものです。


 

 

 

 

 

 

これは検査した濃度帯に応じて購入すべき種類が変わります。水道水を緩やかに出して約数十秒試験紙を濡らすだけで、試験紙の変色の度合いによって濃度がわかります。

 

リトマス試験紙と似たようなものだと思っていただければ良いと思います。

 

 

 

これで大阪の自宅、オフィス、横浜の実家。

さらによく滞在する出張先のホテルなど調べ尽くしました。

 

平均的に1mg/Lほどでした。試験紙は紫色に鮮やかに染まり、しっかり塩素が残留していることがわかりました。

 

水道局の人は「衛生よし!」とか言って逆に安心するのかもしれませんけどね。

 

 

 

 

 

 

2014年夏。海外で世界の塩素濃度もチェック。

塩素が自分の汗疱の発症に大きく影響している可能性が高くなったはいいが、まだウラが取れていませんでしたし、完治に向かっているわけではありませんでした。

 

塩素だと認識してからは、どのようにして生活から脱塩素するかも同時に考えていました。

 

しかし、出張でホテル住まいもするビジネスマンとしては、外での脱塩素も非常に大きな問題として暗澹としていました。

 

 

 

そんな折、また連続で海外出張に出る機会があったので、海外の出張先でも塩素濃度を測ろうと試験紙を持参して渡欧したのでした。


 

 

私が試験紙を使って調べた海外の水道水の残留塩素の多い少ないは下記の通りでした。

 

塩素が含まれない。もしくは非常に少ない。

ドイツ、スイス、フランス、イタリアミラノ、オーストリア、タイ、シンガポール。

 

塩素が多い。もしくは検出される。

日本、アメリカLA、香港、韓国、イタリアフィレンツェ、イタリアローマ、

 

上記の以外の国は行ったことがない、もしくは測っていないです。

 

その滞在先の中、脱塩素の方法の下地ができる前に、シンガポールに10日間ほど滞在した際に、水道水の塩素濃度を測り、塩素が含まれない事を確認して、私の汗疱が回復するか気をつけて観察しました。

 

 

 

 

 

 

結果は睨んだ通り、汗疱は悪化せずむしろ回復傾向に向かいました。手の薄皮も剥がれませんし、痒みもなく、日本でシャワーを浴びた後に感じるベタつき感もなく、髪の毛もサラサラになります。

 

この時点で私の汗疱の症状は水道水の残留塩素によるものと断定できました。塩素に対するアレルギー反応と断定しました。

 

これは普段調理に使う水にしても塩素を含んでいることを意味します。体に浴びているだけでなく、体の中にも摂取していることになります。

 

微量とはいえ塩素を飲んでいるんです。

体の中の常在菌などは破壊されないのでしょうか? だんだんと怖くなってきます。

 

 帰国する際、身の回りの全てのものから脱塩素する事を心に決めて自宅に戻ったのでした。

 

 

続く。

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