令和元年。陸上自衛隊。富士総合火力演習。
友人のご厚意で陸上自衛隊の富士総合火力演習に行く事になりました。
もともと行く予定だった人がチケットをゲットしてくれたそうですが、予定が入ってしまって来れなくなり私に声がかかりました。
これで通算2回目、大変嬉しいです。
陸上自衛隊の総合火力演習(総火演)は年に一度、8月の下旬に行われます。昭和36年から自衛隊富士学校の生徒に火力の力を認識させるための演習として始まったそうです。
今回、一緒に行った友人とは10年に以上前から行きたいと話しており、その毎年応募していましたが、なかなか当たりませんでした。
それもそのはずで、普通のチケットは約28倍、駐車券付きのチケットは209倍の倍率とのことで、その大半が地元関係者やその他コネのある人達に流れているのではないかと推測できます。
そんな中、私は2016年に別の友人から参加予定の方の欠席によって初めての総火演を3年前に体験することができたのでした。
今回も同様のパターンで参加することが可能になりました。
なんと駐車券付きです。
友人と計画を立てます。
駐車券といっても、自衛隊の広い敷地の中に、 3カ所の大きな駐車場があり、そこからはシャトルバスで本番の行われる演習地に行かなければならないのです。
駐車場からのシャトルバスは大変混雑するという情報を得ておりましたので、良い席を取るためにも早朝早く乗り込もうと言う計画になったのでした。
本番の演習は10:00〜12:00の予定でしたが、シャトルバスの運行が始まる朝6時を目標に駐車場に行きました。
駐車場には6時半に到着。
既に結構な人があります。
さすがは自衛隊で来客導線の作り方がなど、統制が取れており流石ですねー。
並ばずストレスを感じることなくシャトルバスに乗り込むことができました。
まぁ、まだ朝6:30ですから当然かもせれませんけどね。
補助席まで全席しっかり使って乗り込みます。今回駐車場は海苔川駐車場。ここから自衛隊の敷地内と一般道を使って、演習が行われる自衛隊の敷地向かいますが、約20分ほどの道のりとなりました。
到着しました。
前日までは雨の予報だったのですが、最終的に曇りの天気予報となり何とか雨に降られなそうな感じです。時折雲間から富士山がきれいに見えます。
今回はスタンド前のシート席でした。
結構前の方ですが着席が必須で大砲が着弾する遠くの方がよく見えますが、近くは人の頭に隠れてちょっと見えにくかったです。
演習開始の3時間前ですが既に何台もの戦車が出てきて本番同様の訓練を実弾で行なっています。
これを見ているだけでも大砲の音がはハンパなく、着弾の衝撃波を体で感じることもでき全然飽きません。
富士山と同じ形に発破させる大砲。
既に本番でやるのと同じことを練習しています。
実は 3年前にも来ているので演習の内容が大きく変わらなければ、前回本番で見た内容と同様の訓練を行っていることがわかります。
ただ本番はアナウンスがあるので大砲が発射されるタイミングを予測できるのですが、この練習ではそれがないので突然の爆音にびっくりします。
しかしながら早朝の段階から本格的な実弾射撃を見学できるので朝早く来ても飽きることがありません。
9時ごろになるとデモンストレーション用の広場を整地したり散水したり、要は本番に向けたグランド整備が行われ、その後10時から本番の総火演が開始します。
会場にはお土産屋さんや売店、屋台などが出店しており、スキマの時間も飽きが来ないようになっています。
もう1人の友人のために戦利品としてお土産をゲットしました。
そして待ちに待った本番の開始です。
色んな特色、特徴を持った戦車が次々と出てきては、遠くの目標に正確に射撃します。
とにかく音が爆音と射撃支持のアナウンスがあいまって臨場感がすごいです。
ヘリからの実弾攻撃、F2戦闘機からの爆撃。
第一空挺団の降下、展開。迫撃砲の発射などみんな大活躍でした。
演習は前半と後半に分かれており間に15分の休憩がありました。
前半は各戦力の紹介とその射撃。
後半は、水際国防をテーマにした敵制圧の実演。
敵の侵攻を見事に封じ、制圧して見せました。
大変素晴らしい演習を見学できました。
日本の国防はこの人達に任せておけば大丈夫だと感動を覚えました。
演習終了後の12:15分頃。帰りの混雑もあるので、早々にシャトルバス乗り場に向かいました。これまた導線は完璧で各駐車場へ向かうバスに並ぶレーンが個別にロープで分けられていました。
流石に終了直後でしたのでバスが来るまで結構待たされましたが、特段批判的になるような感じではありませんでした。
並び始めてから駐車場到着まで約1時間程度でした。
また見学できるのなら、是非きたいと思います。